情報処理学会 第87回全国大会

6ZA-06
開放環境無線センサネットワークにおける自己組織化マップを用いた不正ノード孤立化手法の改良
○辻 幸生,高橋和也,滝沢泰久(関西大),新居英志(摂南大)
開放環境での無線センサネットワーク(WSN)は第3者によるノードへの物理的アクセスを排除することが困難であるため、秘密鍵などの機密情報を盗取した不正ノードの混入が可能となる。この問題を解決するため、秘密鍵に依存せずに,ノード間で相互に振る舞いを自己組織化マップを用いて分類し、不正ノードを検知排除する協調的検知手法が提案されている。しかし、該当手法は完全に不正ノードを排除できない。本稿は、当該手法の自己組織化マップにおいて、正規ノードと不正ノードのクラスタ化を最適化を図ることにより、不正ノードを完全排除する改良方式を提案する。