情報処理学会 第87回全国大会

6Y-09
ETCレーン内カメラ動画像を用いた車種判別の検討 -トラッキング手法導入の試み-
○宇井 浩,滕  琳,泉  隆,香取照臣(日大)
近年、高速道路などの料金所ではETCによる料金収受が広く普及している。これらの有料道路では車種によって料金が異なり、現在は主に車載器のデータと無線通信することで料金を決定している。しかし、料金が低い車種が登録された車載器への付け替えによる不正通行などの事例が発生している。そこで、本研究ではETCレーン内カメラ動画像を用いた車種判別を行い、車種判別結果と車載器情報の照合による不正通行の検出を検討している。本稿では、先行研究で使用されたYOLOv5に対し、より高い信頼度で検出できるSSDを導入した。また、SSDとトラッキング手法を複合することにより車種判別と車両台数カウントの精度向上を試みた。