6Y-07
車種情報考慮した道路状況の可視化
○原田悠馬,市川直弥,宮島千代美(大同大)
我々はこれまでに、車載カメラ映像に物体検出を適用し、周辺車両を検出することで、道路混雑状況を可視化する手法について提案した。本稿では、さらに車種情報を考慮して道路状況を可視化する手法について検討する。具体的には、一般車両とトラックのような車種ごとの交通量の違いや、パトカーや救急車といった緊急車両の存在の可視化を可能とする。実験では、本手法の妥当性を検証するため、名古屋市内の車種傾向の異なる道路を走行し、比較した。車種情報を考慮して可視化することにより、例えば、ユーザはトラックの交通量の多い区間を回避した経路の検討や、複数のユーザ間で緊急車両の存在を容易に共有するといったことが行えるようになる。