情報処理学会 第87回全国大会

6X-06
外観特徴量の利用を動的に制御するMultiple Object Trackingに関する一検討
○金澤航希,阿部 亨(東北大)
映像中の複数物体を追跡する技術であるMultiple Object Trackingにおいては,フレーム内の物体検出とフレーム間の物体の対応付けを組み合わせた方式が一般的となっている.従来の手法では,物体の位置や動きに関する情報に加え,物体の外観特徴量を抽出し対応付けに用いることで追跡精度を向上させている.しかしながら,外観特徴量の抽出は計算負荷が大きく,実行速度の低下を招くという問題がある.本研究では,必要な対象に限定して外観特徴量抽出を行う手法を提案し,追跡精度と実行速度の両立を図る.