6W-03
農作業支援ロボットのための時空間グラフ畳み込みネットワークによる行動遷移認識
○太谷 豪,大矢晃久,坪内孝司,萬 礼応(筑波大)
農作業者の負担軽減を目的として,収穫物の運搬を支援するロボットが提案されている.これらのロボットは作業者との距離を一定に保ちながら追従するが,収穫作業中は妨げないよう適度に距離を取り,積込み作業時には手が届く位置に接近する追従走行が求められる.特に,収穫から積込みへの遷移を遅れなく認識することが重要である.本研究では,RGB-Dカメラで取得した3次元骨格情報を入力とし,時空間グラフ畳み込みネットワークを用いて,農作業者の行動および遷移を認識する手法を提案する.また,収穫から積込みへの遷移認識だけでなく,中腰や立ち姿勢など収穫作業時の多様な姿勢に対しても遷移認識が可能であることを検証する.