情報処理学会 第87回全国大会

6U-09
大規模視覚言語モデルやマルチモーダル基盤モデルを用いた自動車外観検査
○板倉雅弥,田口 亮(名工大)
近年,国内では自動車を共同利用するカーシェアリングの普及が進んでいる.カーシェアリングにおいて,車の貸し借りは無人ステーションで行われることから,自動外観検査システムが求められている.従来の異常検出手法では,無人ステーションのような屋外での環境での使用を想定しておらず,光の具合や撮影の角度によって精度が安定しないという問題がある.本論文では,昨今注目されている,マルチモーダル基盤モデルや大規模視覚言語モデルを用いた異常検出手法を自動車外観検査に応用する.また,車体の正常及び異常画像データセットを用いた実験により,手法の有効性を評価する.