6U-06
浄水処理における2地点のフロック画像を用いた凝集沈殿後の濁度予測AI
○折田大也,鈴木昭弘,松﨑博季,稲垣 潤(北海道科学大),山村 寛(中大),根本雄一(前澤工業)
浄水処理には凝集沈殿という工程がある。この工程は原水に凝集剤を注入することで、懸濁物質の凝集塊であるフロックが生成される。しかし、凝集剤の注入量を適切に決定することが難しい。
本研究では、フロックの画像を用いて深層学習を行い、凝集後の濁度を予測するAIを検討する。この予測結果から凝集剤の注入量を制御し、最適化することを最終目標とする。
筆者らは浄水場内に設置した小型の凝集装置を用いて実験を行ってきた。これまでの研究結果よりも精度の向上を目指すため、フロックの生成初期の画像の他に、凝集過程が進んだフロックの画像を新たに取得した。これらの画像を深層学習に用いて凝集後の上澄み水濁度を予測する。