情報処理学会 第87回全国大会

6T-09
YOLOを用いた電線検出手法の検討
○工藤 樹,小嶋和徳,伊藤慶明(岩手県大)
現在、ドローンは農業、点検、災害支援など多岐にわたる分野で活用されている。しかし、ドローンによる事故も増加しており、特に農薬散布中に電線へ接触する事故が後を絶たない。障害物回避手法として赤外線センサが一般的であるが、この手法は赤外線の反射を利用して距離を計算するために赤外線の性質上、反射率が低く細長い電線のような物体では精度が低下しやすい。この問題に対して本研究では、赤外線センサの苦手とする反射率の低い物体の検知と補完を目的とし、リアルタイム物体検出アルゴリズムYOLOを用いてドローンが接触しやすい電線を検知する際の問題点の改善を行う。