6T-05
降雨レベル分類を前処理とした回帰モデルの構築とGrad-CAM++による注視点分析
○矢野耕太郎,遠藤聡志(琉球大),佐藤俊輔(ウェザーニューズ)
空画像に降雨強度を付与し現在の気象状況をレポートする事ができれば、局所的な降雨観測が可能となる。本研究では定点カメラにレーダ雨量計の観測結果を正解ラベルとしたデータセットを構築し、降雨強度を推定する回帰モデルを構築した。Byunらは回帰モデルによる降雨強度推定を行ったが、3mm/h以上の雨では精度が悪化した。そこで提案モデルとして雨の強さに応じた回帰モデルをEfficientNetV2にて構築し、精度向上がみられた。また、前処理である降雨強度レベル分類における分類数の比較も実施した。Grad-CAM++による画像の注視点分析や降雨強度の範囲を絞った際の誤差から、モデルの傾向を考察する。