情報処理学会 第87回全国大会

6S-06
Diffusion Curvesを用いたアニメ調の顔イラストからの半自動モデリング
○秋元優希(法大),佐藤周平(法大/プロメテックCGリサーチ),櫻井快勢(サイバーエージェント)
本研究では,アニメ調の顔のイラストから顔の3Dモデルを半自動で生成する手法を提案する.ユーザは,顔の正面と側面の2枚のイラストを入力し,それぞれにおいて顔パーツが含まれる矩形範囲と目の領域を指定する.それらを基に,パーツや顔全体の輪郭線を計算し,また,それぞれのパーツにおいて正面と側面の対応をとる.そしてこの輪郭線の情報から,Diffusion Curvesの理論を応用して深度マップを生成する.具体的には,正面から見た輪郭線に,対応する奥行き値を輝度として割当て,Diffusion Curvesを適用する.最後に,得られた深度マップを基に平面メッシュに奥行きを付けることで,目的の顔モデルを生成する.