情報処理学会 第87回全国大会

6S-05
3Dモデルの変形によるアニメキャラクタの誇張表現に関する一実験
○大室絢葉,秋元優希(法大),佐藤周平(法大/プロメテックCGリサーチ)
コンピュータグラフィックス(CG)技術の発達により,アニメ制作においてキャラクタや背景などをCGとして作成することで,制作過程の効率化を図ることが多くなっている.ただし,現実に則して作成されたCGでは,シーンによっては迫力が乏しいなど,十分な表現ができない場合がある.そのため,アニメ制作の現場では,例えば人間の手や足を現実ではありえない形に変形しシーンに迫力を与える,といったことを手作業で行う.本研究ではこのような誇張表現に着目し,原画や漫画等の画像を入力として,それに合うよう3Dのキャラクタモデルを変形することで,そのような誇張表現を自動で行う方法の開発を目的としている.