情報処理学会 第87回全国大会

6S-04
3Dモデルを入力とした可動軸を持つ立体物の自動生成
○山口晴央,村木祐太(阪工大)
近年,3Dプリンタの普及により,個人で複雑な立体物を制作する機会が増加している.また,家庭内の趣味としてフィギュアの制作や収集が注目を集めている.しかし,可動軸を持つフィギュアを自作するには,特有のモデリング知識や技術が求められ,ユーザにとって大きな負担となっている.そこで本研究では,3Dモデルのアニメーション動作に利用されるボーン情報を活用し,関節軸の生成位置を自動的に選定するとともに,構造に最適なジョイントパーツを割り当てる手法を提案する.これにより,3Dモデルの編集を最低限に抑え,手軽に可動軸を持つフィギュアを生成可能とすることを目指す.