情報処理学会 第87回全国大会

6N-08
深層学習の判断根拠を用いた地域特徴語の抽出
○佐藤憲成,藤田秀之,大森 匡,新谷隆彦(電通大)
テキストに含まれる地理情報を活用する研究として,場所表現の抽出,位置座標の特定,場所別の文書分類,地域特徴語の抽出などが行われている.地域特徴語とは,地理的なキーフレーズのことである.また,近年,深層学習の説明可能性が課題とされている.この課題に対し,深層学習の判断根拠の可視化の研究が盛んである.本研究では,深層学習の判断根拠を用いた地域特徴語の抽出に取り組む.深層学習による地域別の文書分類における各単語の影響度に基づき,各地域の地域特徴語を抽出する方法を提案する.特に,単語n-gramでの影響度や出現回数の分布に着目し,複合語を含む地域特徴語のリストを抽出する手法を検討する.