6N-01
投球特性を考慮したクラスタリングによる投手の配球傾向の可視化
○辻野涼介,伊藤正彦(北海道情報大)
野球には様々な戦術が存在し,中でも配球は重要な戦術である.配球は,試合の展開および勝敗に直結する要素である.投手がどのような球をどの順番で投げるかは,打者を打ち取るか否か,試合の展開および勝敗に直結する要素であり,その戦術の選択が重要である.著者らは,配球を投手が打者1人に対して行う投球の組み立てと定義し,投球順番を軌跡とみなし、クラスタリングすることで軌跡のパターン抽出および可視化を行ってきた.本論文では,球種,球速および投球位置を投球特性と定義し,クラスタリングすることでより詳細な軌跡のパターン抽出および可視化する方法を検討する.