情報処理学会 第87回全国大会

6M-04
ランポートタイムスタンプを使ったチェックポイント取得における乱択フラッディングの利用
○谷本 豊,ジュンジェ パン,守屋 宣(近畿大)
複数のプロセスが相互に通信を行うシステムにおいて,あるプロセスが故障をおこしたときにロールバックするためのチェックポイントを取得する手法の1つとして,ランポートタイムスタンプにより同期してチェックポイントを取得する方法が考えられる.この方法をそのまま適用しようとすると,プロセス間の速度差が大きいシステムではロールバックに使えるチェックポイントを取得するまでにかかる時間(取得時間)が長くなってしまうことが考えられる.本発表では,乱択フラッディングを利用することでチェックポイント取得の取得時間を短くする手法について考察する.