6M-01
遺伝的アルゴリズムを用いたRoboCupRescueSimulationにおける目的地に対するエージェント割り当ての最適化
○楠本 翼,河本敬子(近畿大)
RoboCup Rescue Simulation (RRS)では、ロボットによる大規模災害時における救助活動の 疑似的な教育プログラムの作成が行われている。大規模災害時の予測が困難なため災害が 発生した際の最適行動を模索し、被害を最小限に抑えることを目的としたものである。遺 伝的アルゴリズム(GA)は、最も一般的な進化的アルゴリズムであり、個体評価、選択、交 叉、突然変異の要素を繰り返すことによって最適解を探索するアルゴリズムである。本研 究では、RRSにGAを用いて救助活動を行うエージェントの1か所あたりにかける時間と 同時に救助できるグループの適切な割合を試す。集団と救助を行う範囲である目標地点の 割り当てで得られる市民の体力と生存数に関するスコアが上昇するのかを検討する。