情報処理学会 第87回全国大会

6L-01
静的解析ツールおよび深層学習モデルを用いたJavaソースコードの機能の抽出および可視化
○李 子楓,篠埜 功(芝浦工大)
ソフトウェアの規模と複雑性の増大に伴い、コードと機能(feature)の対応を明確にすることが開発効率向上において重要である。既存の機能抽出ツールであるFAXEはソースコード中の注釈しか用いず、クラスや機能間の関係の可視化を行っていないという課題がある。本研究では、新たな注釈システムを提案し、注釈記述量が従来より少ないJavaソースコードから静的解析ツールおよび深層学習モデルを用いることにより可視化を行うツールFractalFathomを実装した。このツールにより、小規模プロジェクトにおいて、機能を実現するクラスの識別子の抽出および機能間の対応付けを可視化できることを確認した。