情報処理学会 第87回全国大会

6K-02
ネットワーク内の重要なノードを評価する新規指標の提案
○川口あい,松澤智史(東理大)
ネットワーク内のノードの重要性を決める指標として中心性が存在する。既存の中心性はノード同士の位置関係や、リンクの数などのネットワークトポロジーに基づいている。しかしネットワークによっては、各ノードが持つリソースがノードの重要性を左右し、中心性だけでは評価しきれないこともある。例えばドローンなどの電池駆動のノードの場合、中心性が高いノードでも、電池残量が少なかったらデータを送るための中継ノードとしては不適切であるかもしれない。そこでこの研究では、ノードのリソース状態も加味した新規指標を提案し、他のノードとの近さを評価する近接中心性と比べてデータの到達率・到達時間がどう変化するかを分析する。