情報処理学会 第87回全国大会

6J-02
3Dify:対話型分散フレームワーク -RAGを用いたマルチDCC対応プロシージャル3D生成LLMエージェント-
○林俊一郎,片桐孝洋,星野哲也(名大),大島聡史(九大),河合直聡,永井 亨(名大)
本論文では、プロシージャル3D生成のための対話型分散フレームワーク「3Dify」を提案する。本手法では、3Dモデル生成に留まらず、ゲームやアニメーションの設定まで一貫して支援する。本研究では、DCCツールの差異を吸収し生成技術の共有を実現する仕様を模索し、既存のLLM×3D研究をスケーラブルに再構築した。本仕様では、LLM制御をDifyに一任し、生成した命令をMCPサーバー経由でDCCに送り操作する。自動操作に関わる情報を集約し、RAGで動的にLLMに渡すことで精度と保守性が向上した。本実験では、個別のDifyワークフローで複雑なタスクに対処するが、手動設計例をLLMに入力し自動生成も試みた。