情報処理学会 第87回全国大会

6H-07
情報処理技術史資料の活用に向けての課題 ―Computer History Museumの実例に学ぶ―
○前島正裕(国立科学博物館)
国立科学博物館は、情報処理学会認定の情報処理技術遺産を含む、多くの技術史資料を保存しているが、そのほとんどは消極的的保存の状況にある。近年欧米では古いコンピュータのレストアや、失われた機械を再生するプロジェクトが盛んに行われている。Computer History MuseumにおけるIBM1401の再生プロジェクトを実例として、技術史資料再生の意義を再考すると同時に本邦での可能性と課題を探った。