情報処理学会 第87回全国大会

6H-06
姿勢検知センサーカメラを用いた胸骨圧迫動作の解明
○皆月昭則(釧路公大)
毎年、12万人以上が日常生活において心停止の危機に見舞われている。心停止が疑われる救命の開始点は、第一に心停止者の早期認識と通報する市民の意思決定と行動であるが、市民が心停止者に対して実施する心肺蘇生法の正確な実技教育が確立していない。この課題へのアプローチとして、2009年から心肺蘇生法の実技を中核にした救命の開始点の教育支援システムを機能の改良を積み重ねてきた。システムは姿勢検知するセンサーデバイスのKinectに座標データを集約し、最適な圧迫深さ5~6cmの上限値に変化するデータから高い認識・分類精度の判定機能よって、最適な圧迫深さになる姿勢を指南する実技支援を行う、世界初の試みを実施してきたことを報告する。