情報処理学会 第87回全国大会

6E-01
顔動画像および視線情報を統合した機械学習に基づく難読状態の検出に関する検討
○伊藤悠大,石沢千佳子,景山陽一(秋田大)
本研究は,オンライン授業におけるテキストの読解を自動的に支援すること等を目的として,パソコンディスプレイ上の文章を読んだ読者の心情を自動的に推定する手法について検討を加える.本研究ではこれまでに,顔動画像に対して視線の動きから得られる特徴量を統合して解析することは,読者の読みづらいという状態(難読状態)をより高精度に推定可能であることを明らかにしている.本稿では,新規の視線情報を特徴量に追加し,読者の難読状態を高精度に識別可能な解析方法について検討を加えた.具体的には,顔動画像と視線情報を組み合わせる機械学習モデルを複数作成し,難読状態の検出精度を比較した.