情報処理学会 第87回全国大会

6D-03
位置情報を活用した個人識別の実現とアルゴリズムの概要
○本田尚史(東京都)
 この度、現在のモバイルクラウドコンピューティング環境下において、人間一人につき1つの投稿権等を付与することができる個人識別システムを実現し、投票型SNSとしてサービスを開始した。実名登録や本人確認等は求めず、ユーザーから定期的な位置情報の提供を受け、物理空間上の移動、滞留等の特性の違いを相互に比較することで個人を識別するシステムとなっている。このシステムにより1人1票の投票権を付与する投票システムが実現可能である。また、情報発信者の信頼性を評価するシステムの構築も可能となり、情報環境における信頼性の改善が期待できる。今回は、このシステムの内容とアルゴリズムの概要を紹介していく。