6C-03
ドラムグルーヴからの振動刺激生成と印象生起に関する一検討
○松川 瞬,荒澤孔明,鈴木昭弘,松﨑博季(北海道科学大)
音楽体験は複数の感覚情報が相互に作用するマルチモーダルな体験となっている。特に振動触角は体験の向上に寄与しており,身体への振動刺激の掲示による「快/不快」と言った印象の生起も確認されている。振動刺激は単位時間内で見れば強弱のみで表される非常に低次元な情報であり,それにより刺激を受けた人の気分や感情と言った要素が制御できれば,将来的に非常に容易且つ安価にQoLを向上させるポテンシャルを秘めていると考える。本研究では,楽曲のリズム要素=ドラム音源に着目し,グルーヴのある音源とない音源との違いからグルーヴ感を2次元情報として抽出し,振動刺激への変換と掲示した際に生起される印象について検討する。