情報処理学会 第87回全国大会

6C-02
和音性の定量的評価モデルを用いた和音認識改善の検討
○植村あい子(津田塾大)
音楽における和音は,楽曲の構造や印象を決定づける重要な要素である.本研究では,不協和度や緊張度などの和音性を定量的に評価するモデルを特徴量として導入し,和音認識の改善を試みる.従来の和音認識手法では,特徴量の検討において聴覚的な違いに着目することなく和音の質的な違いを捉えられていなかった.実験では,基本的な三和音から7th,9thを含む複雑な和音までの和音に対する認識精度を評価し,その有効性を検証する.