6C-01
弦楽器演奏におけるソロとトゥッティの聴こえ方の違いの解析
○石垣優弥,横山真男(明星大)
オーケストラにおける弦楽器の合奏による演奏音とソロによる演奏音は異なって聞こえる。この現象について、本研究では正弦波による合成音によって聞こえ方の違いのシミュレーション実験による解析を行った。結果として、微妙に周波数が異なるいくつかの正弦波の合成ではうなりと感じ取れる音になったが、実際のオーケストラの第一ヴァイオリンと同程度の15の正弦波を足し合わせた音では、うなりは感じずオーケストラで聴くような音に近くなった。さらに、数理モデルからソロとトゥッティにおける演奏音の違いについて考察した。