情報処理学会 第87回全国大会

6A-01
デジタル制御入出力信号の関係性抽出方式の検討
○柴田昌彦,野口智史(三菱)
製造装置が実行する制御プログラムのデバッグ支援を目的として、デジタル制御入出力信号(ビット信号)間の依存関係(ある出力信号による機器動作が作用して他の入力信号の変化が引き起こされる関係)を、信号のログデータから自動で抽出する方式をこれまでに開発している。ビット信号では同じON/OFF変化でも条件によって機器動作が与える作用が異なることがある。しかし従来方式では、条件によって異なる作用を区別していないため信号の厳密な関係性の抽出ができない点で課題となっていた。本課題に対し本稿では、ビット信号のON/OFF変化による機器動作の作用を区別した、信号の関係性抽出方式を提案する。