情報処理学会 第87回全国大会

5ZN-09
LLMを活用した学習者の進捗把握手法の提案
○周 暘曦,守屋 宣,越智洋司(近畿大)
著者らは、プログラミングなどの学習者が自身の学習状況を把握し、教師が効果的
な指導を行える進捗管理システムを開発している。このようなシステムを運用する
際、教師がすべての学習者の進捗を細かく管理することは困難である。そこで、
本システムでは、学習者が記録した学習時間、理解度、課題の正答率などのデータ
を基に分析を行い、学習者に適切なフィードバックを提供する仕組みを導入した。
特に、大規模言語モデル(LLM)を導入し、過去の学習データを活用して、学習者
が自らの学習指標を平均値や理想値と比較可能な機能を実現した。本発表では、
LLMの導入により学習者にどのようなフィードバックを提供できたかについて報告する。