5ZM-05
オーバーツーリズム問題の解決を支援するシステム
○鳫林七海,高山 毅(尾道市立大)
近年、国内外の観光需要は急速に回復し多くの観光地が賑わいを取り戻している。一方で、観光客が集中する一部の地域や時間帯によっては、過度の混雑やマナー違反による地域住民の生活への影響や、旅行者の満足度低下への懸念が生じている。
本稿では、そんなオーバーツーリズム問題の解決を支援するシステムを提案・開発する。具体的には以下の4機能を提案する:①オーバーツーリズムの発生タイプと推定時間長の、行政側で簡易に入力できる機能、②オーバーツーリズムの発生状況の可視化・再現機能、③オーバーツーリズムの解決策の検索機能、④地域住民/観光者/観光関連事業者/行政の、コミュニケーション機能の4つである。