情報処理学会 第87回全国大会

5ZM-03
滋賀県における川崎病症例データの最適クラスタリング手法の検討
○青木大地,堀内咲江,柴田欣秀(岐阜高専),星野真介(滋賀医大)
川崎病は乳幼児に好発する血管性疾患であり,現在までに発症原因は明らかとなっていない.これまでにいくつかの原因が考えられてきたが,単一の原因があるわけではなく複数の発症メカニズムが存在する説も考えられている.米国の研究では川崎病患者を血液データの階層クラスタリングによって4つのサブグループに分類を行っている.分類ごとに発症原因が異なる可能性が医学的解析により示されているが,類似の研究は日本ではまだ始まっていない.川崎病への罹患率が特に高い日本において類似の研究を行う意義は大きいと考えられる.そこで本研究は,日本の川崎病症例のサブグループ探索においてもっとも適しているクラスタリング手法を検討する.