情報処理学会 第87回全国大会

5ZL-07
簡易脳波計と心拍センサを用いたPPRがダーツ投てき時に及ぼす生理的影響の分析
○細川夏実,米田成海,西山裕之(東理大)
Pre-Performance Routine(PPR)は、スポーツにおいてパフォーマンス前に行う一連の行動であり、パフォーマンスや集中力向上に効果があるとされているが、その具体的なメカニズムは十分に解明されていない。そこで本研究では、PPRが生体に及ぼす影響を検証することを目的とし、簡易脳波計と心拍センサを用いて脳波のα波および心拍間隔(RR間隔)を測定した。PPR実施前および実施中の生体データに差異があることを検証するため、t検定や線形混合モデルを用いて解析を行った。その結果、適切なPPRを実施することにより、α波の変動は抑制され、RR間隔は増加する傾向が確認された。