5ZK-05
プラットホームにおける昇降設備の使用改善による混雑緩和手法の提案
○向井和志,原嶋勝美(阪工大)
鉄道駅のプラットホーム上の混雑は線路への転落や転倒などの,さまざまな問題の原因となる.そこで本研究では,プラットホーム上を対象とした混雑緩和手法を提案する.提案手法は駅構造を変更せず,(1)到着する列車から多くの降車客がある場合エスカレータの稼働方向を変更し捌き効率を向上させる.(2) 混雑している改札口の利用料金を変更することで昇降設備を分散させる,という2つの手法を提案する.これら提案手法の効果を,マルチエージェントシミュレーションにより明らかにする.大阪駅を検証フィールドとし,利用者が多い朝のラッシュアワーでのシミュレーションにより提案手法の効果を検証する.