5ZK-04
オフィスビル火災での火除け部屋設置による死傷者削減効果
○近藤洸平,原嶋勝美(阪工大)
本研究では,オフィスビル火災時に避難できる火除け部屋を建物内に設け,被害の軽減を図ることを目的とする.建物火災時,避難手段は階段のみであり,逃げ遅れる可能性が大きい.そこで一時的に火の手から免れる空間である火除け部屋を設け,被害の拡大を防ぐ方法を提案する.マルチエージェントシミュレーションを用いて,火除け部屋の数や位置を変更し,死亡者数の増減を検証することで,生存率が向上する火除け部屋の設置条件を明らかにする.