情報処理学会 第87回全国大会

5ZJ-01
第二言語学習における感情価とストレスが単語記憶に与える影響の分析
○中井修斗,大場みち子(京都橘大)
近年のグローバル化に伴い、第二言語(L2)の習得が重要視されており、特に単語学習において感情価やストレスといった心理的要因が記憶に与える影響の解明が注目されている。しかし、過去の研究はテスト結果に偏重し、暗記やテストの過程を十分に考慮していないため、感情価やストレスが記憶に及ぼす影響に一貫性が見られない。本研究では、被験者の操作ログを収集し、単語学習やテスト中の解答プロセスを分析することで、記憶形成の過程を明らかにする。また、脳波や心拍を生体指標として活用し、感情価とストレスが記憶プロセスに与える具体的な影響を総合的に分析することで、感情価とストレスを活用した新しい学習システムの構築を目指す。