5ZH-01
多元的センサー情報に基づく食行動研究基盤の構築と整備
○矢崎史也(静岡大),黒岩眞吾(千葉大),津賀一弘(広島大),森野智子(京都光華女子大),合田敏尚(静岡県大),吉川峰加(広島大),大須賀智子(NII),西田昌史(静岡大),西村雅史(愛知産大)
「食べること」は生きる上での基本行動の一つであり,その質の維持・向上はあらゆる人の心身の健康を維持・増進する上で非常に重要な要素である.ここでは食べ物を認識して口に運び,咀嚼,嚥下する一連の動作に関する情報を,複数マイク,カメラ,重量計,加速度計といった多元的センサーを用いて収集した。特に口腔内で行われる咀嚼・嚥下については皮膚接触型マイクを活用し,非侵襲な形での動作記録を可能としている.多元的センサー情報と合わせて、対象者の基本属性,口腔機能状態や対象となる食材の情報を記録した.収集したデータをデータベース化し、食行動の質を保健・医療,情報工学の両面から分析・評価をする研究基盤を構築することが本研究の目的である.これまでに若年者 50名,高齢者50 名のデータを収集,さらにユーザ利用を想定したデータベースを構築中であるため,その整備状況について報告する.