情報処理学会 第87回全国大会

5ZG-02
歩行補助具利用者のための個人対応可能なバリア情報通知システムの開発
○竹田谷優人,伊藤淳子,吉野 孝(和歌山大)
本研究は,事故やけがで一時的に歩行補助具を使用する人々を対象に,状況や補助具の種類に応じたバリア情報を提供する支援システムを開発する.地方自治体のバリアフリーマップの未整備状況を背景に,バリアの種類や位置情報を共有し,ユーザが接近すると通知する仕組みを提案する.歩行状況や補助具など,個人ごとに知りたいバリア情報は異なるため,通知の内容を個別に対応させて,歩行の邪魔にならないようにバリア情報の有無をユーザに知らせる.使用時の安全性を考慮し,通知には骨伝導イヤフォンを使用する.