5ZF-09
ソーシャルVRを用いた聴診学習システムの検討
○上野遥輝,杉田純一(東京医療保健大)
聴診は,基本的な臨床手技のひとつである.健常者からは正常呼吸音しか聴取できないため,様々な病態の肺音を聴取するために,マネキン型の聴診シミュレータが使用される.マネキン型の聴診シミュレータは高価なため,台数や使用場所に制約がある.本研究では,ソーシャルVRプラットフォームを用いた聴診学習システムを提案する.ソーシャルVRを使用することで,ネットワークに接続したPCがあれば,遠隔地にいる人同士がコミュニケーションを取りながら聴診の学習をすることが容易に行えるという利点がある.また,模擬患者と医療従事者のアバタを使い分けることにより,問診から聴診までの流れをシームレスに学習することが可能となる.