情報処理学会 第87回全国大会

5ZF-07
VR空間操作コマンドとしてのアイジェスチャUI特性分析(7)-視線のKuiper belt領域における選択操作-
○池田滉成,市原端士,橋口哲志,柴田史久,木村朝子(立命館大)
我々は,注視,瞬き,ウインク,見開く,細めるという5種類のアイジェスチャに注目し,VR空間操作でのUI特性について分析してきた.しかし,これらのアイジェスチャを実際に利用する場合,日常生活での無意識な目の動きとアイジェスチャが混同して誤作動する問題が生じる.そこで,本稿では日常生活で使用しない視線角度(Kuiper Belt領域:25度~45度の範囲)に目標物を配置することで無意識な目の動きとアイジェスチャとを差別化する手法を活用する.実際にVR空間でその領域に配置された目標物を各5種類のアイジェスチャで選択させる課題を実施した.この課題に対して各アイジェスチャがUI特性に与える影響を分析・考察した.