5ZE-09
ハイブリッド業務環境における360度カメラがコミュニケーションと創造性課題遂行に与える影響の分析
○石川拓海(同志社大),馬田一郎(KDDI総合研究所),加藤恒夫,田村晃祐(同志社大)
COVID-19の感染拡大を契機に広がったテレワークは,その後もハイブリッド業務環境として社会で広く運用されている.しかし,集団による創造的作業の難しさや遠隔のコミュニケーションの障壁が指摘されている. 本研究は,360度カメラ映像で接続されたオフィスと遠隔参加者が協力して絵を描くタスクにおいて,360度映像操作インタフェースが創造性を問う協力作業に与える影響を分析した. 実験では,普及型システムと360度映像のマウス操作,ハンドトラッキング操作,タッチパッド操作の4条件を比較した. 会話の総発話時間と発話のオーバーラップ率, 創造性の流暢性と独創性を指標として分析した結果を報告する.