5ZE-03
顔出し不要で聴講者の理解度を把握可能なオンライン会議システム
○柴谷俊成,井村誠孝(関西学院大)
講義や発表において,視線や相槌など聴講者の反応は,発表者が聴講者の理解度を知るための重要な情報である.オンライン会議において聴講者の状況を知るには,聴講者の顔出しが必要であるが,顔出しは集中力を低下させるという報告があり,聴講者に顔出しを要求することは望ましくない.本研究では,聴講者は顔出しせずに,聴講者の理解度を発表者に提示するオンライン会議システムを構築する.理解度の指標として,聴講者画面に設置した匿名のリアクションボタンによる直接的な評価と,単眼カメラを用いた視線計測による資料の注視箇所を,発表者に提示することで,聴講者の理解度を把握可能にする.