5ZD-04
JavaScript難読化における生成AIによる解析対策の一考察
○渡部直也,岸本頼紀(東京情報大)
近年、難読化されたソースコードが生成AIによって解析できることが報告されている。そこで、本研究ではまずJavaScript を対象として既存の難読化技術から名称の変更、制御フロー平坦化、反復符号難読化などの技術を適応したソースコードをGoogleGEMINIに解析させることで、生成AIで解析が難しい難読化手法について調査した。また、2つのソースコードを1つに統合して行う難読化の効果について調査した結果、それぞれのソースコードの行を交互に再配置し、行の出現頻度と順序のランダム化やデッドコード追加を実施した難読化が生成AIの解析対策となることが確認できた。