情報処理学会 第87回全国大会

5ZC-02
モバイルARの屋内位置測位における実用的課題の発見とUWBを用いた改善検討
○内田 岳,山口俊平,木崎一廣,藤橋卓也,渡辺 尚,猿渡俊介(阪大)
拡張現実 (AR) は、現実空間に仮想情報を重ねることで没入型体験を提供する技術である。センサ技術とARフレームワークの発展により、スマートフォン1台での実現が可能となっている。AR体験の品質維持には、仮想情報を正確に重ねる高精度な位置測位が必要不可欠である。本稿では、スマートフォンを用いたARの位置測位が屋内環境で破綻する問題を示し、その解決策として無線通信規格Ultra-Wideband (UWB) を導入した。ケーススタディと対照実験を通じて、屋内位置測位の課題、原因、および改善策を明らかにした。