5ZB-07
臀部振動を用いたナビゲーションと自車周辺通知の識別性能評価
○織笠奨伍,鈴木彰真,佐藤永欣(岩手県大)
自動車における運転支援通知は主に視覚や聴覚を通じて行われているが,これらの通知方法には情報の競合や即時性に課題がある.そのため,視覚や聴覚に加えて触覚による通知を活用する研究をすすめてきた.これまで,自車の周辺通知とナビゲーションのそれぞれにおいて,視覚,聴覚,触覚をすべて利用した通知を用いることで直感的に高精度な通知が実現可能であることを示してきた.本研究では,両方の通知が共存する場合に,それぞれの通知を区別可能な通知手法を提案した.また,提案システムを実際の車両に搭載して公道でナビゲーションと周辺通知を行い,その有用性を評価した.