情報処理学会 第87回全国大会

5ZA-09
複数エッジデバイスを用いた広域小規模空間における効率的かつ柔軟な人流解析手法
○東 史響,桐月悠真(明石高専)
複数のエッジデバイスを活用した効率的かつ柔軟な人流解析手法を提案する。
まず、センサで人物を検知した時のみカメラ映像を取得し、動きに基づいて解析間隔を調整することで、電力消費と負荷を抑制する。
加えて、データ収集に特化した複数のエッジデバイスと、データを処理・分析を行う少数のシングルボードコンピュータを組み合わせて運用する。さらに処理負荷を監視し、負荷が集中する時にはタスクを動的に再配分し、効率的な分散処理を実現する。
これにより、省電力性、コスト効率、リアルタイム性を保ちながら、屋外設置や多地点展開にも適用可能なマルチユース型システムを構築でき、柔軟かつスケーラブルな運用が可能となる。