情報処理学会 第87回全国大会

5ZA-07
バッテリー交換型EVによる電力輸送システムにおける現有EV電力を考慮したユーザ負担軽減手法
○畑本真優,重安哲也(県立広島大)
バッテリー交換ステーション(BSS)内予備バッテリーの非常用電源への利用を目的に,各BSSの利用状況の偏りによって生じる蓄電量の差を解消する,バッテリー交換型EV(BSEV)によるバッテリー輸送が提案されている.しかし,同手法ではBSEVの保有電力を考慮せずに運搬するため,バッテリー交換回数が不要に増加し,EVユーザに負担がかかっていた.本稿では,得られる電力運搬効果が小さい場合は運搬を実施しない手法を提案する.これにより,運搬による平準化効果を損なうことなくEV負担を軽減できることを明らかにする.