情報処理学会 第87回全国大会

5Y-01
セグメンテーション技術による雑草検知通知システム
○沼尾優夏,山嵜伶馬,岩井将行(電機大)
農作物の草丈が小さい場合や除草剤を撒かない場合に,農家への雑草害の被害が拡大する恐れがあるため,除去し易い一定の大きさまで達する時に除去する必要がある.しかし除去可能なタイミングの予測は,容易ではない.そこで定期的に農作物付近の土壌の写真を撮影し,雑草が根まで抜ける大きさにまで達した際に通知するIoTシステムを提案する.本システムでは組み込みカメラで撮った写真を送り,セグメンテーション技術を用いて画像分析を行い,大きさごとに色分けすることで除去する必要が生じた際通知する.本システムにより農作物の成長に合わせて効率的に雑草を管理し,被害の拡大を未然に防ぐことが可能となる.