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照度情報を用いたスマホ依存患者の外出時間推定と利用傾向解析
○山本哉太(早大),桐山知彦,尾崎理沙(KDDI総合研究所),目黒巧巳(KDDI),多屋優人,本庄 勝(KDDI総合研究所),小林七彩,治徳大介(科学大),内田真人(早大)
スマホ依存は現代社会における重要な課題であり、その改善には症状の的確な理解に基づく治療が必要である。特に、患者の日常生活状況や生活している場所・環境に関するデータを解析することは、依存行動の背景を明らかにする上で重要である。本研究では、スマホ依存患者のログデータを用いて、外出時間や外出時間帯におけるスマホ利用傾向を明らかにすることを目的とする。照度情報、加速度情報、Wi-Fi接続情報を統合的に解析することで外出時間帯を推定し、推定された時間帯のスマホアプリ利用状況を分析した。その結果、患者の日常生活における行動パターンとスマホ利用行動の関連性を詳細に把握することが可能となった。