5T-07
中心窩レンダリングと影内判定を用いたLOD適用による描画負荷軽減
○出口優晴,中井一斗,村木祐太(阪工大)
近年,3DCG技術の発展により,高精度な画像をリアルタイムで処理する需要が高まっている.それに伴い,ハードウェアに要求される性能も上昇している.これに対し,ソフトウェアの最適化によって描画負荷を軽減する手法としてLevel-of-Detailやオクルージョンカリングが提案されている.しかし,これらの従来手法では,視界内に存在する近方物体の描画処理の負荷軽減が不可能であるという問題がある.そこで,提案手法では,HMDに搭載されたアイトラッキング機能を用いて,周辺視野や視覚的に重要でない影内に存在する近方物体に対して段階的にメッシュ数を削減することで,描画処理の負荷軽減を実現する.