5S-07
少数指標の入力に基づく時系列雪結晶生成シミュレーション
○進藤裕輝(東京工科大),盧 承鐸,柿本正憲(東京工科大/プロメテックCGリサーチ)
本研究は映像制作者が多様な雪結晶を表現できる手法と操作インターフェースの確立を目的とする。既存のシミュレーションは入力パラメータの次元数が大きく、実際の物理的数値とは異なる概念的なパラメータも含まれる。そのため、専門知識のないアーティストが活用することは難しい。本提案手法では前処理として既存のシミュレーションを実行し、多数の標本結果とその形状指標を生成する。実行時にはユーザーが入力した形状指標から多次元空間のパラメータを算出し、雪結晶を生成する。また、形状指標を動的に変化させるインターフェースを通じて時間的な形状変化を表現する。本手法により少数の指標による多様な雪結晶の生成を実現した。