情報処理学会 第87回全国大会

5S-01
大気エアロゾル粒径分布を考慮した視程変化の再現
○大貫 誉(慶大),小林 拓(山梨大),横田壮真,藤代一成(慶大)
大気汚染は世界中で大きな問題となっている.黄砂や PM2.5 などの大気エアロゾルは人間の健康に影響を及ぼすだけでなく,日常の風景の見え方,特に視程にまで影響を及ぼす.エアロゾルを考慮したシーンのレンダリングは多々提案されているが,大気汚染物質の種類によって変化する視程も考慮したレンダリングについては十分な研究がなされていない.そこで本研究では,POPC(偏光光散乱式粒子計測器)による測定データと環境省による測定データを組み合わせて,実際の大気汚染の原因となる大気エアロゾルの分布および粒径にしたがって視程の変化を伴う遠景の再現を試みる.